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設 立 趣 旨
山口県の代表的観光地である秋芳洞や秋吉台を形成する秋吉カルスト台地は、日本で最大規模の大理石や石灰岩の埋蔵量を誇り、過去には40種類以上もの大理石が採取されていました。古くからは地域の神社仏閣にある狛犬、鳥居、石仏、墓石などに利用され、また、石臼や手水鉢など身近な石材としても利用されてきました。明治末期頃からは、工業原料や伝統工芸品として加工され、地域の重要な基幹産業として発展してきました。また、国会議事堂など日本各地の重要な洋式建築の資材として使われました。
私たちは当初、これらの大理石や石灰岩などに関係する地域文化や産業の振興活動を続けて来ました。しかしながら、活性化や町づくりを進める上で、一つの素材での限界を感じ、もっと広く活動の範囲を広げる必要に迫られました。地域づくりは、地域のいろいろな歴史や素材を探り、その背景や文化を知り、掘り起こし、組み合わせ、新しいアイディアや価値観を付加し、地域の協力を得ながら、長期視点で進めなければなりません。
美祢地域には石炭、銅などの地下資源や秋芳洞、影清洞、大正洞などの重要な観光資源があり、また、江原地区に代表されるカルスト地域独特の村落形態や生活様式、農産物また伝統文化などがあります。私たちは美祢周辺に存在しているこれらの地域資源を、現代の地域文化や観光、産業の振興に活用し、更に発展させていくために、この特定非営利活動法人3億年のめぐみを設立しました。
私たちはこれを「美祢カルスト文化リナッシェ」と命名し、豊かな生活と魅力ある地域づくりを進めていきます。当団体へのご理解とご協力を宜しくお願い致します。
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